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今週の気になったAIニュース vol. 57

一般的に、画像認識AIの精度は、

「訓練された人間が数秒見て解らないものは無理」

程度だと言われている(Google AutoMLの説明文より)。

ところがそれには例外があって、

例えば、写真から撮影したカメラの機種とレンズを認識させたり、

電子透かしの有無を認識させたりのAIが訓練可能だったり

(どちらもコンペティションの事例より)。

つまり、「画像の広範囲に、薄く広く分散している情報」を

拾い集めて認識する系のタスクだと、

人間の認識力を超えるAIモデルを作成する事が出来るわけ。

レントゲン写真から人種を推定するAIについて、

手や背骨のX線画像で訓練したモデルでも、

胸部X線画像から人種を判別できたと言うことなので、

メラニン色素の情報がX線画像に埋め込まれている可能性がある、

という推定はもっともらしく思える。AIそういうこと得意。