一般的に、画像認識AIの精度は、
「訓練された人間が数秒見て解らないものは無理」
程度だと言われている(Google AutoMLの説明文より)。
ところがそれには例外があって、
例えば、写真から撮影したカメラの機種とレンズを認識させたり、
電子透かしの有無を認識させたりのAIが訓練可能だったり
(どちらもコンペティションの事例より)。
つまり、「画像の広範囲に、薄く広く分散している情報」を
拾い集めて認識する系のタスクだと、
人間の認識力を超えるAIモデルを作成する事が出来るわけ。
レントゲン写真から人種を推定するAIについて、
手や背骨のX線画像で訓練したモデルでも、
胸部X線画像から人種を判別できたと言うことなので、
メラニン色素の情報がX線画像に埋め込まれている可能性がある、
という推定はもっともらしく思える。AIそういうこと得意。